そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

移植後1日目(妻・ドナー)

手術翌日、あまり眠れない夜を過ごしたせいで、朝起きても頭がぼーっとする。

朝の回診後、導尿が取れ、晴れて(?)歩行開始。


傷口はというと、左脇に多分3つ(多分というのは、まだ自分で確認できない)の内視鏡用の穴と、下腹部に6cmくらいの取り出し口。

説明されて驚いたけれど、今って縫わないのですねー。なんと、『医療用ボンド』で貼り付けてます!!


そんな感じ、外から見た目はそんなに怖くない。良かった。



そんなこんなしているうちに、お粥の朝食から始まる。でも一日以上、絶食していた割にお腹が空かず、頑張って1/3ほど食す。

その後は歩いては、横になる、トイレ、水を飲む、をひたすら繰り返し…

若干、弱気になるものの、もっと辛い状況の夫を思い、甲斐甲斐しく世話をしてくれる看護師さんたちに癒されて過ごす。


夕飯は半分ほどご飯が進み、点滴したままでもだいぶスムーズにトイレにも行けるように。でも傷がまだ痛むので、かなり動きはスロー。早送り3倍速くらいでご覧ください。(笑)


夕方、また家族が面会に来てくれる。

夫側の家族からもお礼を言われ、気遣われる。そして、わざわざ仕事を休んで長崎から来てくれている妹に感謝。

流石に大きい息子がいるとはいえ、両親のいない家を回してくれている彼女。

何かあった時は、今度は私が助ける番だと思っている。


改めて、周りの協力がなければ成り立たなかった移植手術だと思う。f:id:tyokaori:20180401111711j:plain