そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

扁桃腺摘出手術が決まりました

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こんばんは。
お越しくださり、ありがとうございます。夫へ腎臓提供した妻のブログです。
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さて、7月31日に行った「腎生検」

 

soramamekun.hatenablog.com

 

(移植した腎臓の細胞を採取し、病理検査する手術)

 

の結果もほぼ問題なく、穏やかに過ごしております。

 

・・・・・・が、

 

また、手術入院となりました。

 

とはいえ、今回は移植前にすでに計画されていたもの。

 

扁桃腺摘出手術です。

 

腎臓と扁桃腺??

 

と思う方も多いかと思います。

 

そもそも、夫が腎臓移植に至った原疾患は、

 

IgA腎炎。

 

これは、腎臓の糸球体がどんどん壊れていって、

 

ついには腎臓機能を失う、というものなんですが、

 

その原因というものが、のどの扁桃腺への感染症、と言われているんです。

 

特に最近よく耳にするのが、

 

溶連菌。

そう、子どもが熱を出して、小児科に連れて行くと

 

よく「溶連菌ですね~~」って言われますよね。

 

あれ、です。

 

溶連菌などにより、扁桃腺炎にかかって喉から抗原が体内に入ってしまい、

 

その結果、抗体(IgA)が作られて腎臓に取り付いてしまうケースです。


扁桃腺炎になってもIgA腎症にはならない人もたくさんいますから、一部の人だけが免疫抗体が暴走して発症するという意味で、IgA腎症は自己免疫疾患とも言えます。)

なので、最近ではまだ軽い腎症のうちに、

 

扁桃腺摘出をする病院が多いようです。

 

夫の場合は、それをする機会を逃してしまっていたので、

 

今回、移植手術後に予防的に行うことは、事前に決まっていました。

 

それを今月末、10月29日に受けることが決まりました。

 

またしばらく入院生活。

 

しかも口内。

 

なんか、術後が大変そうですしっか(汗)。

 

しっかり看病しようと思います!

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