そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

移植手術当日(3月29日)

f:id:tyokaori:20180331115803j:plain移植当日、朝起きて、血圧測定の後すぐに手術着に着替える。

これ、上も下もパチパチで空けられる優れもの。(手術台の上で全裸でしょうから^^;)


そして、朝8:30に家族が部屋へ集合、彼らに見送られて歩いて手術室へ。

子どもの顔がなんとも胸にこたえる…

親を2人揃って見送る、どんな気持ちをさせちゃったんだろう…


そして夫婦で向かい合わせに座り、それぞれの担当のスタッフさんの紹介後、いよいよ生まれて初の手術台へ。

中は思っていたより広く、明るい。

そこに仰向けに寝るよう支持されて、その通りに動く。

すぐに点滴で少し薬を入れられたのかな、目の前がクラクラ〜〜っとしたら、そこで意識は飛んだようです。


『あれ?おかしい!私、まだ覚めてます!

麻酔効いてません❗️❗️」



って叫んだ(つもり)けど、伝わらない。

やばい、目を開けなきゃ、と思って、一生懸命に目を空けたら、



『あら。駿河さん、手術終わりましたよー』



効いていないと思っていたら、終わってました。体験者さんたちのお声通りでした!


その後そのまま元の部屋へ戻り、うとうとしていたら、執刀医のI先生が『ご主人も終わりましたよ。全て順調です。』のお声。

ひとり静かに泣いてしまった。


これから感染症との戦いは残っているけれど、何とか無事にふたりで出て来られました!

毎年この桜の季節が来たら思い出す一日となりました。


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クレアチニン

術前 0.71

術後1日 1.08