そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

緑色の手帳

昨日初めて、市役所の中でも初となる課、に夫の付き添いで行ってきた。

 

緑色の「障害者手帳」、をもらうために。

 

 

そう、知らなかったのだけど、夫のような腎機能障害を持っていると、

 

「3級」の身体障害者、となる。

 

そして移植後は、等級が「1級」になる。

 

1時間ほどかけて、今後の様々な手続きや、サービスについての

 

説明を受けた。

 

 

 

夫からのラインでポツリ。

 

 

 

『これから社会から守られる立場になるんだな』

 

って。

 

 

 

『何言ってるの!まだまだ守る側じゃんww』

 

って返したけれど、

 

今回、

 

移植が決まってから

 

初めて、

 

ひとりで、

 

ワンワン泣いた。

 

 

書類に名前を書くとき、

 

そこに「身体障害者の氏名」と書いてあったことも、

 

緑色の手帳を夫がかばんにしまうときも、

 

それらを思い出して胸が締め付けられる・・・・・。

 

 

 

私が夫に出来ることは、強い言葉で励ますことなんだろうか、

 

それとも、優しい言葉で寄り添うことなんだろうか?

 

 

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