そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

移植後の食事のこと

こんにちは。お越しくださり、ありがとうございます。夫へ腎臓提供した妻のブログです。

 

 

今日は、「食事」について書きたいと思います。

 

そもそも、移植直前、夫の食事は下記のようなものでした。

 

✓タンパク質:一日35g

✓塩分:一日5g

カリウム:一日1500mg以下

 

こんな感じだったので、家族との食事とは味付けを別にし、

 

主食である「米」もタンパク質を減らすために、

 

「低たんぱく米」という特殊米を使って、二回炊いていました。

 

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これらを駆使して、お昼にはお弁当を持たせていたのですが、

 

本人曰く、この低たんぱく米が何よりつらかったそうです。

 

だから、手術後すぐに病院食で白米が出てきたとき、

 

一番嬉しかったのはこの、

 

普通のお米が食べられる

ということだったみたいです。

 

それが今は、普通に白いご飯が食べられ、

 

タンパク質と塩分には気を付けているけれど、

 

みんなと同じものが食べられる。

 

それって、当たり前すぎて忘れていたけれど、

 

すごくすごく幸せなことだなって、

 

毎食、思ってます。

 

 

それと、術後何度となく彼が言うのが、

 

「これから旅行とか楽しめるなあ~」

 

「グルメ番組を見ても、行きたいと思えばそこへ行けるんだな」

 

という言葉。

 

家庭での食事では、

 

いつもみんなのと同じものを食べられない

 

場面を見てきたけれど、

 

こんな風に考えていたとは、

 

全然気が付かなかった。

 

やっぱり当事者じゃないとわからないことって

 

いっぱいあるのかもしれない。

 

 

よし、ということで、

 

今日も健康でおいしいご飯を作るか!!