そらまめ君日記~腎臓ドナーとして生きる~

夫へ腎臓提供する妻のブログ。透析患者数が32万人。でも移植の症例は年間たったの1600件。この圧倒的なドナー不足の現状を知る手立てになれば、と思っています。

夫(レシピエント)入院1日目

夫、移植前入院1日目。

朝、子どもたちを学校へ送り出し、なんとなく夫婦で落ち着かないまま入院手続き。

 

私と夫は血液型が違うので、「血漿交換」という事前処置が必要となります。

本来は別の病棟への入居予定でしたが、そちらが満床(これはこれで、別の問題が・・・汗)ということで、救命救急棟へ入居。

ちょっと、空気が違うような・・・

 

さて、入院1日目の処置はこちら。

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①身長・体重測定

②採血

③採尿

④頸部にカテーテル装着

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この、④の装着がなかなかヘビーな感じで・・・・(汗)。

レントゲン室で写真を見ながら、約15cmの長さの針を、首の静脈に挿入。

それを動かないようにする為に、羽根のようなものを皮膚に縫い付けているそうです~~。

 

 

局部麻酔をするから、痛みは感じなそうだけど、グイグイ!!

と入れていく感じは分かるらしい・・・・。

 

なぜ、これを作ったかと言うと、ここから前述の「血漿交換」と、場合によっては、

術前に必要になれば、ここから「人工透析」もできるからとの説明でした。

 

 

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ところで、この透析について。

今現在、日本での透析人口は約31万人。しかも毎年新たに3万人以上の方々が、新規で透析導入となっている現状。

 

また、我が家の夫は異なるのですが、

透析導入となってしまった原疾患の圧倒的多数が、「糖尿病性腎疾患」なのです。

これは、本当に怖い現実。日本人は、他国に比べて腎臓が小さい、というようなことも言われており、やっぱり生活習慣病は怖いものだと、改めて思います。
そして、静かな臓器である腎臓の声に耳を傾けて欲しい、そう、強く強く、願います。